朝のサキのひとりごと

意味があったりなかったりします

ヘアアイロン

どこかお泊まりするときにヘアアイロンを忘れたらパニックになると思う。メガネやコンタクトと同じくらい、ヘアアイロンは必需品だ。

ヘアストレートアイロン。癖毛をまっすぐにしてくれる。アイロンの魔法にかかると、私の髪はサラサラ、ツルツル。触り心地はもう最高。自分の髪なのにうっとりしちゃう。

普段使っているのは、絹女(KINUJO)のヘアアイロン。痛みにくく、毛先までしっとりまとまる。一途に何年も使い続けている。

縮毛矯正を美容院でしてきたばかりだから、今の髪はアイロンしなくてもショートケーキのようにふわっふわ。毎日これが続けばいいなと思う。

もう少し伸びてくると、根元からぐるんぐるんとわらびみたいにうねりだす。少し時間が経過し伸びてきたときが、アイロンは最も上手にかけにくい。生え際にだけアイロンを当てるのは、プロに限る。繊細な作業は苦手。雨が降る前の厚い雲に覆われた、すっきりとしない天気のように、私の気持ちも沈んでいく。

ヘアアイロンは救世主であることは間違いない。たとえわらびになっても、太陽に向かって一直線に伸びる向日葵になるように、矯正してくれるんだから。

でも梅雨に入ると、家でまっすぐにしたものは外の空気に触れわらびに戻る。癖が堂々と胸を張って出現する。もう少し控えめにできないものなのか。

魔法をかけても、雨で簡単に解けてしまう。

梅雨が近づいてきた。縮毛矯正が素晴らしい仕事をしている今は、雨でも無敵だ。問題なのは本来の髪が伸びてきたとき。ヘアアイロンの魔法はあっけなくすぐ解かれる。馬車がかぼちゃに戻ったように。

逃げられない梅雨の到来を、今年もヘアアイロンとともに抵抗するわけでもなく、静かに肝を据えて待ち構えている。