朝のサキのひとりごと

意味があったりなかったりします

小学校

日曜日に正門から堂々と小学校に入っている。

新しく建てられたばかりの小学校。真っ白な校舎と整備された人工芝のグラウンドが、陽の光を反射して輝いている。

土の上を裸足で駆け回るような運動場と違い、芝生のグラウンドはどことなく格式高い晩餐会を彷彿させる。土足では決して入ることのできないような、お下品な行動は慎むべきというような。グラウンドに一礼をし、マナーを守って丁寧な走りをするよう求められているような気がしてしまう。

傍にある水飲み場の蛇口は、まだ手付かずのようで銀色の光沢が眩しい。校舎とグラウンドの間のエンジ色の通路は、粘土が含まれているような弾力があり、ただ歩いているだけでスキップしているような軽快さがある。

どこを見渡しても抜け目がない設備。汚れがないというだけで、小学校らしくないと思ってしまう。小学校は砂埃や土で汚れた外廊下があってほしいし、傷のついた机や椅子があってほしい。

建物があまりにも整えられていて美しすぎると、子どもらしくないと思えてしまう。小学生の活発さは汚れと共にあるはずだ。

グラウンドの端の一区画に花壇があった。故意でいたずらをするのはよくないけれど、威勢のいいドッチボールが、花壇目がけて飛んでくる様子を見てみたいと、可憐な花々を見ながら思った。

これから選挙があるたびに小学校に行くだろう。次に行くときにはへし折られた芝生や、運動靴の跡がついた通路を見られたらいいな。